顎と体の健康の話
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顎関節症の患者さんが抱える症状とは?

この章の要約
ここでは、顎関節症の患者さんがもつ様々な症状についてに体の部位別に説明します。
  1. 口の中と顎
  2. 頭部
  3. 首、肩
  4. 全身・その他

顎関節症の方がかかえる様々な症状を、簡単にまとめてみました。
ただし、ここで注意することは、下のような症状があったからといって、すべてにその治療が必要ということではないということです。治療は、あくまで患者さんの「日常生活に支障がある」等の理由で治療依頼があって初めて行うものと考えています。ただし、依頼があった場合は、全力で治療にあたります。

  1. 口の中と顎

    歯の咬み合わせが悪く、力が入らない
    歯がぐらぐらする
    歯がしみる
    歯槽膿漏がすすんでいる
    顎の関節(耳の穴の前の部分)が痛い
    口を開け閉めしたときに顎の関節から音がする
    口が開きにくい
    顎が傾いている


  2. 頭部

    偏頭痛がする(とくに側頭部)
    目が疲れる
    耳鳴りがする


  3. 首と肩

    首筋・肩が痛い
    首がまわりにくい(とくに片方だけ)
    肩が上にあがらなくなった

  4. 全身・その他

    姿勢が悪い(頭が前に傾く)
    手足がしびれる
    腰痛

    下の写真は、ある患者さんの初診時のアンケート用紙です。患者さん自らに、自分の体の不調な部位を斜線で記してもらっています。症状が、頭部だけではなく、脊椎から上下肢にわたって広範囲にあることがわかります。



    下の写真は、顎関節治療前と治療後の姿勢の変化を
    撮影したものです。
    (詳しくは「顎関節症」P14〜に解説)


    治療前
    (体の中心線のねじれ、頭部の前傾がみられる)


    治療後
    ただし

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アップデート:16/9/96